前回、ドラゴンとガチったはざやちゃん。
その際、しっぽの属性攻撃が痛かったと思います。
「そうでしたっけ?」
体力が多めなのと、扇のパワーで手早く押し切ったので気付かなかったかもしれませんが、
噛みつきの何倍ものダメージがありました。
「あまり痛かった記憶がないんですけど…」
そんなことを言うなら、ブレスも一度浴びておくべきでしたね…今からでも遅くないです、さあ。
「え、いやですよ、避けられる攻撃は避けろって言ってたじゃないですか」
しかし、属性攻撃が痛かったという体験がないと話が進められませんし。
「ええとええと……属性攻撃痛かったです! すっごく!! どうすればいいんでしょう!!」
そこで、属性対策です。
属性ガード力と、属性防御力を上げることで、属性攻撃のダメージを軽減できます。
「具体的にはどうすれば?」
盾を属性盾に替えたり、防具を属性鎧や踊り子(舞踊家)にしたり、
属性対応のアクセサリーをつけたりということになります。
一概には言えませんが、通常一番効果が大きく簡単なのが、盾の交換です。
精霊盾と、聖騎士盾があれば、属性敵は大概何とかなります。
どちらもチャレンジダンジョンの初回クリア賞品です。
聖騎士盾は、チャレンジダンジョンⅢの光属性、
精霊盾は、チャレンジダンジョンⅣ-Ⅰをクリアすることで手に入ります。
初回クリア時のみ、お一人さま一枚限りですので、ゲットしたら大事にしましょう。
「私、ゲットできるんですか?」
上記の二つはソロでは厳しいですので、おともらちと一緒に攻略しましょう。
チャレンジダンジョンでの成功の鍵は、勇気・友情・霊薬です。
トレードは可能なので、買うという選択肢もアリです。
話を戻して、次点で防具の交換。
こちらは、踊り子、マグマ鎧、氷鎧、聖騎士鎧があるといいでしょう。
アクセサリは、代表的なアイテムを紹介しておきます。
◆ピアス
リング型のピアス:六属性対応
◆頭装備
神社の帽子:六属性対応
リボンの頭飾り(通称・赤リボン):火・土属性対応
ガード率が30%も上がるので、属性対策に関係なくても使われることが多いアイテムです。
アンコウの頭飾り:光・闇対応
天使のわっか:光・闇対応
コサージュつきカチューシャ(通称・闇花カチュ):四属性と闇
その他、色のついているカチューシャは、属性装備だったりするので、
手元にあれば確認してみましょう。
◆顔装備
病院の眼帯:四属性対応
レッドのゴーグル:四属性対応
大型レンズのサングラス:光属性対応
その他、眼帯系は割といい仕事をしますが、大抵MPを食うので注意が必要です。
異国のマスク(通称・異国布):六属性対応
こちらは、主にMP軽減に使われますが、ついでに属性対策も出来ます。
マスク系だと、水と火に強いホッケーのマスク、土と風に強いキャッチャーマスクなどもあります。
◆指輪
王冠の指輪(通称・王冠シルバー):四属性と闇対応、属性対策といえばまずはこれです。
宝石の指輪(通称・黒指輪):四属性と闇対応。
王冠シルバーの下位互換ですが、ガード率がアップします。
◆腕環
エレメンタイトの腕環:四属性対応(どちらかといえば攻撃系の腕環になりますが…)
グラビウムの腕環:四属性対応
上記の二つの腕環は、篭手の上から装備できます。
篭手を犠牲にしてもいい場合は、
石のブレスレット:土・火対応
ブラックの腕時計:四属性と闇対応 などもいい仕事をします。
「属性防御力か属性ガード力が上がるアイテムですよね。
防御力とガード力はどっちを重視すればいいんですか」
同じ数値であれば、ガード力の方が三倍くらい働きものです。
「でしたら、迷った時はガード力が高い方を選べばいいんですね」
一概にそうだとはいえません。
ガード力は、あくまでガードした時に効果を発揮するものですので、
例えば、チャレのアタッカーなどで、ガード率がそもそも100%に満たない場合などは、
ガードはしないものと考えて、防御力を上げておいたほうが被害が少なかったりします。
囮役でしたら、迷わずガード力を上げましょう。
そうそう、攻撃を一切しない囮役であれば、学校のはたきを持つのもいいでしょう。
では、属性対策をするとしないとでどのくらい違うか実験してみましょう。
まずは今のままの装備で、火トロルに殴られてみましょう。
「えっ…あの、今のままって言ってるのに、いつもは着けてる
ハチマキとかリングピアスとかマグマの篭手とかがないんですけど!?」
なるべく防御力もガード力も落として対比させたいので。
「そういうのって、ヤ ラ セ って言いません…?」
いいえ、演 出 です。
大丈夫、盾と右手指輪とアンクレットで、ガード率は足りています、安心して。
「うううううう………わかりました、ダメージ検証は十回殴られればいいんですよね」
十回も殴られたらちんじゃいますよ、多分。
火トロルを舐めてはいけません…三回でいいです。
それで充分属性対策ありなしの違いは出るので。
「はいはい、殴られてきまーす」
「いやあああ、ちぬうううう―――――――――――――!!」
やっぱり三回が限度でしたね☆
はざやちゃんは結構防御実力ついてるのに、火トロル怖いですねー。
「こ、こういうのはスタントマンのコケ太先輩にして貰うべきですよー、ぶーぶー」
コケ太先輩はトキコでは危険なところを請け負うスタントマンです。
それに、こういうのこそ、はざやちゃんが身体を張って頑張るところです。
では、盾と防具はそのままで、属性対策のアクセサリをつけます。
赤リボン、リングピアス、病院の眼帯、異国布、王冠シルバー、エレメンタイトの腕環です。
(リングピアスはつけたかつけなかったか、ちょっと記憶が曖昧です☆)
画像の左側が対策前、右側が対策後の属性の値です。
では、もう三回殴られてきましょうか。
はい、属性対策をすると、このように、ダメージが半分以下になりました。
具体的には、三回殴られてこんな数値…左が対策前、右が対策後。
属性攻撃のダメージは、物理ダメージより振れ幅が大きく、
思いのほかガクッと削られたりすることもあるので気をつけましょう。
それと、属性敵には属性対策が効果的ですが、
属性対策に振り過ぎると、物理に弱くなって逆にダメージが増えたりしますので、
バランスよく振り分けることが大事です。
例えばドラゴンも、ソロでブレスを避ける前提であれば、
水ドラは属性対策に振った方がダメージが少なく、
グレ太はソロだとしっぽが来ないので、物理対策に振った方がダメージが少ないです。
防御力を物理に振っているなら、盾は属性盾にするなど、組み合わせを考えましょう。
「なんかもう、そんなことより火トロル怖いってことしか印象に残らないんですけどいいんですか」
火トロルは避けなくちゃ! というのが身に染みたと思うのでそれもありです。
「あ、さっき属性盾も持たせてくれればよかったのにー」
盾も防具も属性対応にすれば、更にダメージは減りますが、
はざやちゃんの持ち盾は、レザーシールドとカイトシールド+だけだったと思いますが。
「シールドオブデスっていうの持ってますよ! 拾ったんです!」
デス盾は属性盾としてはそこそこ優秀で、精霊盾が実装されるまでは活躍していましたが、
反射攻撃があるので、使い処が限られるというか使い辛いというか。
「反射攻撃ってなんですか?」
モンスターの攻撃をガードした際、一定の確率で、
その攻撃をしてきたモンスターにダメージを与えられるというものです。
反射といっても、モンスターの攻撃を跳ね返す訳でもなく、
与えられるダメージもモンスターの攻撃力に関係なく、自分の攻撃力が基礎になります。
盾が自主的に攻撃の補助をしてくれるって感じでしょうか。
「親切な盾で、便利じゃないですか」
便利なこともありますが不便なこともあります。
親切が過ぎると余計なことすんなって状況も起こる訳です。
次回、廃墟の残りを片付けるついでに使ってみましょう。
では次回、「旧廃墟をぐるっと回ろう」をお楽しみに!
「ぐるっと回ってどうするんですか?」
一直線にドラゴンに会いに行ったので、途中にいろいろ残してきたのを片付けます。